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コンフォートゾーンが組織を滅ぼす

2018.04.12 意識書換

魔術コンシェルジュ所属魔術師の橘尊行です。

前回は引き寄せとコンフォートゾーンについてお話しました。

今回はせっかくなのでコンフォートゾーンについてもう少しくわしくお話しましょう。

コンフォートゾーンはその中にいれば安心感を感じられる反面、せっかくのチャンスを逃す厄介なものだという内容を前回お話しました。

ではなぜそこに引きこもるような愚かな真似をする人が後を絶たないかと言えば、やはり人はリスクを恐れる生き物だからです。

 

大企業病の根源はコンフォートゾーン

ベンチャー企業ならそもそも「リスクを取らないことがリスク」ですし、リスクテイカー傾向の人材が集まりますので、コンフォートゾーンの形成は最小限度で済みます。

しかし組織が大きくなると、リスクを取るより自分たちの既存事業を守りながらコスト削減した方がやり方として確実という考えが全体を支配します。

そうなると今度はコストやリスクをコントロールすることに大きなリソースやエネルギーが割かれるようになりますし、リスクを取る人材よりリスクを回避する人材が重要な地位を担うようになります。

このような理由により大きな組織や保守的な組織では人は保守的な行動になる傾向が強くなりますので、コンフォートゾーンがデフォルト状態ということが起こってしまいます。

 

プロ経営者のもとでM社に起きたこと

企業がそうならないようにするためには、トップ自ら範を示して、社員がリスクを取る行動へのインセンティブを設定しなければなりませんが、あいにく今は社長がほとんどの企業がサラリーマン社長です。

すべてのサラリーマン社長がそうとは言いませんが、サラリーマン社長の行動原理は、「自分の任期の間だけは業績を伸ばしておきたい」です。

かつて某大手ハンバーガーチェーンで有名なプロ経営者が社長を勤めておられたとき、業績が右肩上がりに上がっていたので、業界では「○○マジック」としてその方の経営手腕は大いに評価されました。

しかし、少しでも企業分析のスキルがある人たちは、それがインチキだとすぐに見抜きました。

少し専門的な話になりますが、店舗を売却して得た利益を売上として計上するという、会計上極めてグレーなやり方で売上利益ともに伸ばしていたことがその業績改善の理由であったからです。

案の定そのハンバーガーチェーンは、まともに売却できる店舗がなくなった途端業績が急激に悪化し、立ち直るまでに10年を要しました。

トップですら自分の任期中の業績確保という短期的な目的のためにインチキまがいの手法を取るくらいですから、部門レベルでは何をかいわんやでしょう。

トップは自らが変わることで、会社全体に漂う過剰なリスク回避風潮を一新することで社内のコンフォートゾーンをぶち壊し、会社にとってのチャンスを引き寄せる覚悟を示すことが会社本来のあり方と言えます。

自分の会社のコンフォートゾーンを何とかして欲しい、と思ってるビジネスマンの方、魔術コンシェルジュの魔術代行がお手伝いします!

 


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