経営者のマインド変革はなぜ必要なのか
2018.02.20 意識書換
魔術コンシェルジュ所属魔術師の橘尊行です。
前回は企業経営と魔術についてお話しました。
今回はその続きということで、経営者に必要なマインド変革についてお話しましょう。
前回お話させていただいたのは、「組織は大きくなればなるほどトップは抽象的思考能力が求められる」ということでした。
経営者だけに限らずサラリーマンの方とお話して思うのが、自分と部下との認識の違いに悩んでおられる方が多いということです。
淡い期待とマイクロマネジメント
ちょっと考えてみれば、経営者や役職者と担当者レベルでは既述したように求められる思考の質が異なる以上違って当たり前と言えるでしょう。
この理由で「部下も同じ考えも持ってくれるはず」という淡い期待を抱いてしまうのだと思います。
経営者や役職者になる人はおしなべて担当者時代に優秀だった方たちなので、どうしても部下の出来ない部分に目が行ってしまい、ついついそこを黙って見てられないという人も多いのです。
経営者や役職者がこういった考えに固執すると、最悪の場合、部下の箸の上げ下げまで注文をつける、いわゆるマイクロマネジメントのような言動をするようになり、それをすればするほど部下の育成が阻害され、パワハラまがいのことまで起こりえます。
すなわち経営者や役職者は、自分も部下もその地位にふさわしいレベルの抽象的思考能力を持つべきだし持つのが当然と心得るべきなんです。
これは政治の世界でも同じことが言えて、30年にわたって自民党の幹事長室長をつとめた奥島貞雄さんはその著書の中で、歴代幹事長の中で一番有能だったのは田中角栄元総理だったと述懐されておられます。
その一方で、角栄さんは総理大臣としての評価は芳しくありません。
奥島さんは「幹事長と同じ感覚で総理をやっていた」と評していますが、もっと言えば立花隆さんも指摘されているように、支持者の陳情の事細かな内容や官僚の誕生日や家族構成まで把握し政策を推し進めるというすさまじいまでの具体的思考能力を発揮する一方で、国家のあるべき姿などの抽象的思考能力がイマイチだったということになると思われます。
今太閤やコンピューター付ブルドーザーと評された角栄さんですら置かれているポジションと求められる抽象的思考能力のレベルのミスマッチを起こしたほどなので、多くの経営者が頭を悩ませているのも仕方ないことなのかも知れませんね。
魔術代行が経営に出来る貢献とは
では、最後に魔術代行がこういった悩める経営者に向けて何が出来るかについてお話しておきたいと思います。
我々の場合、クライアント企業様に対しては、
・これからのその会社に何が必要なのか
・創業期~今までの記憶のうち、これからの時代に持って行くべきものと捨てるべきもの
・これからの経営者マインドと従業員マインドのあるべき姿
・そしてその改善状況を観測できる数値としてのKPI
などといった内容を綿密にヒアリングしたうえで、意識書換と未来書換を入念に実施し、細かい部分に引き寄せを施すなど、企業様ごとに最適となる構成を決めた上で施術を行い、PDCAサイクルを常時稼動させます。
人によって悩みが異なるように、企業様ごとに置かれている状況は異なるので魔術は1件1件オーダーメイドするしかないのです。
経営コンサルのような仕事ですが、これも魔術師の1つのあるべき姿として業績改善にお力添えさせていただいています。
お悩みの経営者様、われわれ魔術代行が御社の経営改善をお手伝いします!
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