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魔術の儀式について

2018.02.26 魔術全般

魔術コンシェルジュ所属魔術師の橘尊行です。

前回は未来書換についてお話しました。

今回はこれも問い合わせの多いトピックである儀式についてお話しましょう。

よく「魔術だと儀式とか必要なんですよね?」とか聞かれます。

これについては「よそはどうか知りませんが、うちでは必要ありません」というお答えになります。

 

なぜ儀式が必要か

分からない人のためにごく簡単に説明すると、儀式というのは「意識に強く願望を植えつけるための手順」のことです。

いつもこのブログで取り沙汰している「筋のよくない業者」の中には、儀式用グッズとしてよく分からない物品を販売してるものもいますが、あまり魔術についての知識のない人にこういうシロモノを売りつける行為はいかがなものかと一魔術師として強く感じます。

儀式について、非常に分かりやすい例を1つ挙げるとすると、藁人形になると思います。

藁人形とは、みなさまご存知のように最も有名な呪いグッズです。

藁人形を使った呪いはわれわれ専門家から見てもよく出来ていて、
・丑三つ時に白装束で
→周囲が暗くて静か・服装も簡素で余計な情報が削ぎ落とされている状態
・相手の髪を編みこんだ藁人形に
→意識を飛ばす先の相手が明確化
・強い恨みを込めて五寸釘を打ち込む
→相手にどんな念を届けたいか、そしてその念は相手の体のどの部位に届けたいかも明確化
という、シンプルながら「素人でも特定のグッズを使い特定の手順を踏むことで魔術と同じ効果を発生させる」ことができる儀式としては、(ことの善悪はさておき)最も完成度の高い手法だと思います。

 

不特定多数に呪いグッズを売ることの意味

ただ以前もこのブログでお話したように、魔術の心得のない素人がこういった儀式をやれば、まさに「人を呪わば穴二つ」という言い伝えそのものの現象が起きてしまいます。

すでに述べたように、「儀式用グッズを不特定多数に向けて無責任に売る行為は疑問に思う」という意見の根拠はここにあります。

手間味噌な言い方で恐縮ですが、われわれのようなしっかりとした実績のある魔術師ですら、魔術を使う際には副作用反作用が起きてむしろ不幸になったという結果にならないよう細心の配慮をしながら施術を行っています。

魔術の心得のない人にグッズだけ売りつけて魔術まがいの行為をさせるのは、自分の手を汚すこともなく、たとえ効かなくても文句言われずに済むという面では、合理的で効率的な手法かもしれません。

ただ、それは魔術を汚す手法ですし、極めて危険な手法です。

「自分も魔術の儀式できないか」「魔術のグッズあれば売って欲しい」、こういう声もありますが、今までもこれからも、こういった要望には一切お応えできないことをこの場で断言させていただきます。

魔術コンシェルジュでは、クライアントのみなさまへ幸福をお届けするのが大前提ですので、危険な行為を行わせることなど言語道断と考えます。

魔術コンシェルジュでは、このような理念のもと、みなさまに安心安全で質の高い魔術代行サービスをみなさまに提供していくことをお約束します。

 


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