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魔術はルネッサンス

2018.03.09 魔術全般

魔術コンシェルジュ所属魔術師の橘尊行です。

前回は努力と精神状態についてお話しました。

今回は魔術とルネッサンスの相似性についてお話しましょう。

本日、都内某所にて魔術の技術について検証会を行いました。

主な目的としては、とある新しい概念を魔術に導入することでしたが、その新しい概念が理論的に非常に優れていたため、かなり良い魔術を新しく作ることが出来ました。

われわれは今まで数多くの新しい魔術を開発してきましたが、その中でも1・2を争うくらいハイレベルな魔術になったという手応えを感じています。

実際の魔術代行の施術に使用するのは検証作業が終わった後のことになるでしょうが、おそらくこれは現行の魔術の技術的なブレイクスルーに繋がるのではないかと思われます。

 

中世にルネッサンスが必要だった理由

今日の内容がものすごく充実していたのでうれしくてついつい長々と書きましたが、いずれにしてもわれわれは魔術やその周辺分野、新しい概念などを常に研究し新しい技法の開発を目指してます。

特に魔術や錬金術のような分野については、古の知識や記録がほとんど残ってないロストテクノロジーですので、古のレベルに追いつくためには、様々な伝承とか断片的な記録や新しい概念を繋ぎ合わせた魔術を開発し研鑽を重ねていくしかないのが実情です。

そしてその結果が「ああ、中世の魔術師がやってたことってこれだったのか」と再発見することもあるんです。

さて閑話休題。

中世のヨーロッパではルネッサンスが流行語でした。

古代ローマや古代ギリシアでは、医学・哲学・天文学・物理学・建築技術など様々な高度な学問や技術が生まれましたが、中世を迎えるころにはまったくのロストテクノロジーでした。

これはローマ時代後期に急速に普及したキリスト教の教義に反する(と非難された)学問や技術は異端とされ強制的に廃棄されたことが原因でした。

その後ヨーロッパは文明が衰退し暗黒時代となるわけですが、中世になって十字軍の派兵などによりイスラム文化圏との接点が生まれた結果、イスラム圏の優れた学問・技術に触れて驚いたヨーロッパ人たちは、その学問・技術がもともとは古代ローマ時代や古代ギリシア時代のヨーロッパで生まれたものだと知り、さらに驚きます。

「我々は今はろくでもない学問・技術しかないのに昔は高度な技術・学問があったのか」と。

そこで中世ヨーロッパ人は古代ローマ・古代ギリシアの記録を徹底的に調べ上げ、その古代の優れた知識や技術に驚愕するとともに、それらを再発見することで自分たちのものとしました。

これが「ルネッサンス=再生・復興」の全貌です。

 

現代に甦るロストテクノロジー

さて、魔術や錬金術もロストテクノロジーであることはすでにお話しました。

われわれ魔術師は先に述べたように、様々な伝承・記録・概念から新しい魔術を開発しています。

それは主に中世において育まれた魔術や錬金術の再発見=ルネッサンスに他ならないと感じています。

魔術コンシェルジュの魔術代行は、古くて新しい人類の英知である魔術を、これからもみなさまの幸せのために提供していきたいと思います。

 


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