魔術でやる除霊とは？
魔術コンシェルジュ所属魔術師の橘尊行です。
前回、依存症とその直し方についてお話しました。
今回は、これもよく質問が寄せられる除霊についてお話します。
「魔術代行って除霊もできるの？」
よく寄せられる質問ですし当然の疑問だと思います。
結論から言えば、出来ますという答えになります。
生霊は実はまったく珍しくない
ただしその前提となるであろう「憑依されている状態であること」については多少の説明が必要かと思います。
憑依の一般的なイメージは「死者の怨霊がその人に取り憑き、その怨念を晴らそうとする」といったところでしょうか。
ですが、実際やってみると意外と生霊の方が多いし、程度の差を考慮に入れなければ、多くの人が実は生霊をつけて生活しています。
考えてみれば当然ですよね。
我々は死者よりはるかに生きている人間に接する機会が多く、そして生きている人間から色々な感情を受けて日々生活しています。
そしてその生霊は決して悪いものだけではないんです。
故郷から遠く離れた東京で1人頑張ってる息子についている母親の生霊もありましたし、夫を気遣う妻の生霊もありました。
いずれも固く暖かい家族の絆の証です。
我々魔術師は、生霊だからと言って短絡的に排除することはせず、「どのような生霊か」「それはその人にとってプラスの存在か」を見極めたうえで対処するようにしています。
生霊だから反射的に払うという考えの者がいたら、それはかなりレベルの低い能力者と言えるでしょう。
死霊についても同じことが言えます。
先祖霊に守られている人も、厳密に言えば死霊に憑依されている状態ですが、それはむしろ好ましい状況ですよね。
逆に、まったく霊に憑依されていないにも関わらず、「自分には死霊が憑いている」と勝手に思い込み、異常行動を取ってしまう人もいます。
霊能者によっては形だけの除霊行為をやって「完全に払いました」と安心させてやる人もいるようですが、それでは再発の可能性がありますので、私の場合はその人に「そもそも何も憑いていないし、万一憑いたとしても怖がらせる程度の怨霊などは極めてレベルの低い怨霊であってこっちが無視してれば勝手にいなくなる程度の存在である」ことを告げたうえで意識書換によってマインドを変えてしまいます。
除霊もできるし意識書換もできる魔術師ならではの対処法ではありますが、何だかんだ言ってこれが一番の近道なんです。
除霊で意識書換出来たケース
さて、最後に本当に除霊が必要である場合について話しておきましょう。
とある女性から「交際してる男性がいつまでもまじめに働かず悪い連中とつるんでる」という相談を受けている最中のこと、その女性がふと「そういえばその彼、大島てるにも掲載されてる心霊物件に住んでるんですよ」と言い出しました。
そこでその彼の部屋を遠隔にて除霊をすることにしましたが、やはり水周り周辺付近に手を移動させると嫌な気が充満しており体中に鳥肌が立つのが分かりました。
すぐに魔術を使い、そこの場についている霊をその場から引き剥がし、場の浄化をするとともに結界を張ることで除霊に成功しました。
その後その彼氏も、だんだんまじめな行動を取るようになったとのことで一安心しました。
ただ除霊は神経とエネルギーを使う作業なので、あまりやりたくないのが正直なところです。
ここをご覧の皆様は、是非ポジティブで人生の役に立つ魔術代行の利用法をして行きましょう！
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