対米戦、魔術的にはこう戦うべきだった
2018.02.24 雑感・その他
魔術コンシェルジュ所属魔術師の橘尊行です。
前回は魔術代行による引き寄せの威力についてお話しました。
今回は先の大戦についてお話しましょう。
かつて日本は(大きく分けて)2回外国の軍隊の直接の脅威を受けました。
ご存知の通り1回目は元寇、2回目は先の大戦です。
勝てた戦争と負けた戦争の差
元寇時は時の鎌倉幕府執権・北条時宗が国内の軟弱論を一掃し、国内の防衛体制を幾重にも敷いたうえで、元からの外交使節(という名のスパイ)はすべて斬り捨てて対元必勝体制を構築。
そんな中、時の亀山上皇や全国の寺社は「敵国降伏」を必死に祈祷します。
元寇は神風で勝ったのではない、というのが最新の通説ですが、このように必勝体制を作ったうえで必勝を祈願する、まさに人事を尽くして天命を待つ状態で国難に望んだわけです。
それでは2回目の先の大戦時はどうだったでしょうか?
米国との戦争準備はほとんどしなかったどころか、米国との戦争になったらフィリピンから日本周辺海域での艦隊決戦というのが対米戦の想定プランだったのに、それを無視してハワイからインド洋、オーストラリア沿岸まで手を広げた結果自滅します。
最終的に敗色濃厚となり本土が脅かされる段になって、全国の寺社に敵国調伏のための祈祷を行うことを命じます。
その結果かどうか分かりませんが、当時の米国大統領ルーズベルトは急死してしまいます。
ただし、それは戦争そのものへ大きな影響を与えることなく日本は敗戦の憂き目に遭います。
いかがでしょうか?
勝てた戦争と負けた戦争の違いが良く分かるのではないでしょうか。
アメリカと戦うために必要だったこと
北の脅威の元は北条氏で破ったので東の脅威の米国は東条氏で破る、とかいう洒落みたいなことも当時言われたようですが、それはさておき、われわれ魔術師から見ても先の大戦時の日本はおかしなところだらけと言えます。
そもそもなぜ祈祷内容がルーズベルト大統領の呪殺なのでしょうか?
自分なら、アメリカ国民の意識書換をやって厭戦気分を徹底的に蔓延させます。
アメリカのような民主主義国家では国家を動かすのは民意であり、民意がNOと言った瞬間から戦争続行は不可能となるからです。
(ルーズベルト大統領は戦争指導者として圧倒的な支持を受け続けた結果、米国大統領として唯一の4選を成し遂げています)
そもそもそのアメリカの民意が対日戦争支持に一気に振り切れたのも先に述べたようなプランになかったハワイ奇襲によるものであったことも考えれば、そのチグハグ感が改めて分かります。
魔術はありえないことも起こしてしまい通常のやり方では不可能なことでも可能にしてしまう力がありますが、根本的な部分で失敗していた場合や使い方が間違っていた場合はどうにもならない、ということが良く分かる事例であると思います。
先の大戦では、多くの方が犠牲になりました。
その尊い犠牲を払って得た教訓を決して無駄にしないことも後世を生きる我々の責務です。
我々は正しい魔術の使い方をして、人生を意義のあるものにしていきましょう!
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