魔術コンシェルジュ所属魔術師の橘尊行です。

前回は交霊術のやり方についてお話しました。

今回は臨死体験をすると霊感がアップする理由についてお話しましょう。

臨死体験とは、死の淵から甦った人たちが経験した内容のことで、狭義には彼ら彼女らの体験のうち、ある程度共通する事項のことを指すことが多いようです。

 

臨死体験の区分

臨死体験というと、「致命的なアクシデントに遭遇」「周囲の出来事がスローモーションになる」「過去の記憶が走馬灯のように甦る」「昏睡状態の中、三途の川や花畑にいるかのような幻覚を見る」という一連の流れ全体ないし一部を切り取って臨死体験とされています。

ただ、これらプロセスはそれぞれ原因が異なるため、ひとくくりにするのは個人的に違和感があります。

周囲の出来事がスローモーションになったり記憶が走馬灯のように甦るのは、生命の危機に瀕したことで脳のリミッターが外れ過去の経験からこの局面に応用できる経験を超高速で検索し始めた結果、周囲の情報が遅く感じられるようになった結果ですし、昏睡状態になり三途の川や花畑などが見えたりするのは、視覚聴覚情報が断たれた状態でドーパミンなどの快楽ホルモンが大量に分泌された結果心地よい幻覚幻聴が起きたことによるものです。

通常の状態で幻覚幻聴を起こすためには、深い変性意識状態にしてバリア役である顕在意識の機能を沈黙させてノーガードの状態となった潜在意識に直接暗示を入れれば起こりますし、霊感の強い人すなわち生まれつき変性意識に入りやすい人は潜在意識にダイレクトにいろいろな暗示や思念が入ってくるので、日常的に心霊現象という名の幻覚幻聴が起きます。

ですが臨死状態のときはアクシデントなどにより強制的に視覚聴覚情報が断たれた結果同じことが起きるわけです。

余談ですが何日間か睡眠をとらないと幻覚を見ることがあるのは、脳の過大な疲労により同様のことが起きるためです。

 

臨死体験は事実上の心霊体験

このような「一連の」臨死体験が起きると何が起きるかと言えば、先に述べたように心霊体験とまったく同じメカニズムの体験をすることになります。

人間は1回体験したことは抵抗なくできるようになるものです。

すなわち、潜在意識がすでに幻覚幻聴が起きることに抵抗がなくなっているので簡単に心霊現象を感じるようになってしまうわけです。

もちろん霊感がアップするのはいいことばかりではないので、お困りのことも起きるかも知れません。

心霊現象にお困りのことがあれば、魔術コンシェルジュにお任せください！

 

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