魔術コンシェルジュ所属魔術師の橘尊行です。

おかげさまで最近色々忙しいので、ひさびさの更新です。

前回は魔術で肉体関係に持ち込むことはできるのかについてお話しました。

今回は信心についてお話しましょう。

よく鰯の頭も信心から、なんて言われます。

個人的に魔術をやるようになってから、この言葉の深さが改めて分かるような気がしてます。

 

除霊に必要なこと

先日、とあるクライアントさんの除霊をおこないました。

かれこれ20年ほど幻聴に悩まされてきたとのことで、とある霊能者の方から「30体くらい憑いてる。手に負えない」と突き放され
われわれの元に訪れたとのことです。

われわれの施術自体は30分程度で終わり、20年間聞こえ続けた幻聴はこれで完全に消えました。

ただ、こういう案件は霊を払うこと自体は大したことではなく（と言っても並大抵の能力では払うことすらできませんが）、むしろその後のケアの方がはるかに大事なんです。

この手の方は元来のやさしさや慈悲深さが仇となり、自分で不浄な霊を引き寄せ、その霊が憑いている自分に満足してしまっている状態です。

つまりいくら払っても次から次へ不浄な霊を引き寄せ、気づいたときにはもはや並大抵の能力者では歯が立たない状態になってしまってます。

この場合、払った後で波動上げや結界設置などにより不浄なものが最低限寄り付かないようにするだけでなく、霊が憑いていない状態でメンタルを固定する必要があります。

先に述べた「霊が憑いている自分に満足してしまっている状態」を打破し「霊が憑いてない状態こそ正常な自分」という内容にメンタルを書き換える必要があるわけです。

この場合意識書換を実施しますが、最終的にどのメンタルでいるかはわれわれ魔術師ではなくその人自身ですので、意識書換の魔術に併せて不浄なものへ意識を向けないようにするように口頭で案内します。

もちろん20年もの間憑依されていることが普通だった人が憑依されてない状態が普通と認識できるのには1回2回口で言えば腹に落ちるというものではないので、何回かそれを繰り返すことでようやく「普通の状態」への認識を改めてもらえます。

そういった一種のカウンセリングもわれわれ魔術師の仕事の1つです。

 

自分のメンタルで苦しむ人々

憑依されている人は極端な例だろう、という考えをお持ちになりながらこの記事をお読みの方もいるかもしれませんが、この問題は意外と身近な問題だからわざわざ紙幅を割いて申し上げています。

われわれ魔術師を訪れる方は、大抵よそで「無理だ」と断られ見放されてらっしゃいます。

さらに大抵の場合自分の可能性を狭めたメンタルの状態に陥っておられます。

「この人と復縁させてください！」と主張して譲らない方とかは典型例ですが、お話を伺うと「その人と結ばれなかったら自分の人生は終わり」「でもこの復縁は難易度が高く不可能と薄々感じている」「だからもうこの復縁を成し遂げるのは魔術しかない」などという複雑なメンタルが見え隠れします。

一方で復縁を成し遂げられる方は、「自分の魅力を上げる努力を怠らず、相手から見て自分の悪かった部分をしっかり謝って相手に受け入れてもらえれば、一緒の未来を築いていける」というように、自他共に客観的な視点を持ち、こうすれば復縁ができるという確信をお持ちの状態ですので、どの部分を魔術でアシストすればいいのかが明確で分かりやすく我々としても安心してお力添えが出来、成果に結びつけることが出来ます。

われわれだけに限らず、魔術師に依頼するのであればご自身の依頼内容の客観化とメンタル状態の調整をされたうえで依頼されるといいでしょう。

それができない場合、長期戦になる可能性が高くなりますので、覚悟をお持ちになって依頼いただければと思います。

ただし、憑依されている場合は緊急を要しますので、早めに霊能者や魔術師に依頼してください。

復縁・除霊、どちらも魔術コンシェルジュの魔術代行がお手伝いします！

 

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