言霊という概念

魔術コンシェルジュ所属魔術師の橘尊行です。

前回は魔術代行による引き寄せとその限界についてお話しました。

今回は言霊についてお話します。

言葉にはパワーが宿っていること、すなわち言霊が宿ることはよく知られています。

植物も、毎日ねぎらいの言葉をかけた植物と毎日罵詈雑言を浴びせた植物とでは、生育に大きく差が出る話を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。

言霊の具体的事例

これと同様のことを狙った手法がアファメーションです。

アファメーションとは、今の自分を肯定するワードを繰り返し唱えたうえで、未来に叶えたい事柄を実際に口に出して発言することでその未来に近づける、いわば言霊のパワーを使った引き寄せの一種です。

また、「南無阿弥陀仏と唱えれば誰でも極楽浄土に行ける」と主張し浄土宗を開いたのは法然上人ですが、これは念仏の持つ言霊のパワーを踏まえてのことだったのではないかと思います。

さらに言霊は、発声された言葉だけでなく書いた言葉にも宿ります。

悪霊対策のために体にお経を書いたまではよかったものの耳に書き忘れて耳だけ異界に持っていかれたという耳なし芳一の話はあまりにも有名ですが、あれはお経という言霊の破邪のパワーをよくあらわした話と言えるでしょう。

身近なところでは、みなさまもおなじみのお札やお守りも、もともとただの紙切れに言霊のパワーを乗せてご利益を期待するツールです。

ざっと思いつくだけでも、言霊のパワーを使った事例はこんなに出てきます。

いかに言霊のパワーが広く活用されているか、強く信じられているかが分かりますね。

ところで、われわれが魔術代行をやってて厄介に感じるのは、せっかく意識書換したのに余計なパワーで元の状態に戻してしまう人です。

魔術師「意識を書き換えました。これで行動も変わっていくはずです。意識してなるべく前向きなマインドを持ってくださいね」
お客様「でも私、モテないままなんじゃないですか？」
魔術師「だーかーらー！！」

こういう人、リアルでいます（苦笑）

しかも言霊を使って魔術の効果を打ち消すという、地味に高度な技使ってるところも厄介です（笑）

言霊はたとえ魔術を使えなくても、経文を理解していなくても誰でも一定の効果がありますので、さすがに何回も口にすれば、われわれ魔術代行が1回かけた魔術を打ち消すのに十分な効果となりえます。

魔術は肯定的に受け止めれば、多くの幸福をもたらしくてくれますが、否定的なパワーを発動させればそれだけ効果は限定的なものになってしまうんです。

魔術を肯定的に受け止め真に幸福を願う方、魔術コンシェルジュの魔術代行がお手伝いします！

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